~ ジェス&ジャック兄弟の悪だくみ ~
ジャック
「ヘイユゥ!アンタ、裏切り者の峠に向かってるんだろ?
そうかい…、オレは今、どでかい宝の山を掘り当てようと計画しているのさ。実際はもう一人、オレの計画に乗り気の兄弟がいるんだ。それでだ、兄弟に向けて書いたこの手紙を裏切り者の峠にいる彼にもって行ってくれないか?頼みを聞いてくれるだろう?
私:『しかたないなぁ。。。』
よしよし、オレが思っていたよりもアンタ、賢いな、へっ。兄弟はオレと同じような服を着てるぜ。裏切り者の峠を歩き回ってればすぐに見つかるさ。
おっと、手紙をなくすなよ!オレの渾身の天才的な妙案を書き留めてるんだからな!」
brotheについて。(兄弟、同朋、仲間)
・基本的には欧米では日本みたいに「兄、弟、姉、妹、先輩、後輩」の区別を意識しない。
そのため、「brother(sister)」と言った時には単純に「兄弟(姉妹)」のことを言っている。「兄!」あるいは「弟!」と断定していっているのではない。
「I have a brother.(私には兄弟がいる。)」 ⇒ 兄でも弟でも双子でもなく、単に「兄弟」と言っている。
・区別の仕方としては、「big、elder」「lttle、young」を付けて使い分けます。
「elder、young」のほうがもう少し改まった言い方で、面接や履歴書や、日本でいうところの「丁寧語」に当たります。
「big、little」のほうが、砕けた言い方。
sneaky:こそこそする、卑劣な
up for:に乗り気で、に賛成で、を必要として、に向けて意気込んで、したい
You could do me that favor:
【直訳で】「あなたは、私のその願いをきくことができます」+ right?で 「できるだろう?」
inspiration:うまい思い付き、妙想、激励、鼓舞、ひらめき
genius:天才、非凡な才能、鬼才、特徴、特質、精神
ジェス
「だれだお前?なに?ジャックがその手紙をあんたによこさせただと?
そういか、それじゃあちょいと読ませてもらおうか。
~ 親愛なる兄貴ジェスへ ~
兄貴よ!元気かい?いよいよあの計画を実行しようと思うんだ!
基本計画についてここに書き記してあるから、私的に読んでくれよな!
オレたちは明日の夜、裏切り峠での盗みをまだするだろう?
兄貴の横にいる奴はオレたちの計画に賛同してるからいい塩梅に戦ってくれる。
金をとって、警備兵をチョコレートで買収するのさ。
そのチョコレートは食ったものをむやみにハラペコにするのさ。
そこですかさず、オレたちは【ドラゴン騎士団(的な団体)の推薦状】を盗むのさ!
オレの計画についてどう思う?寝ずに一晩中考えた案だぜ!
返事をくれよな。それじゃ!
アイディアマン・ジャックより。
これは…。
あいつを信じよう。
弟はいつになったら…、あいつの溢れ出るアイディアに終りはあるのだろうか…。」
take a look:見てみましょう
It's about time:いよいよ
we put our plan into action:計画を行動に移す
master plan:基本計画
・That'll throw them into famished chaos.
famish:空腹、飢えさせる、(食べ物を)はく奪する
chaos:混乱、無秩序
recommendation:推薦、推薦状、勧告、忠告
・I stay up all night coming up with this.
【直訳で】私は一晩中これを考え続けます。
Let me know.:お知らせください。
ingenious:利口な、発明の才の富む、独創的な
When will he,will there ever be an end to….
【直訳で】彼はいつ、いつまで終わるだろうか...。
なんのこっちゃからなかったけど、講義の間に考えて考えて考えまくってたらひらめいた
「end」はどう調べても「終わり」しか訳がない。まして「an end(名詞)」なので終わり以外にない。
「to」が、「するために」とか「するための」とかで恒例の「to + 動詞」だと思う。セリフではtoで終わっていて「…」になっているけど、つまりそれがヒントで、「…」の部分を自分で補って理解しなくちゃならない?
でひらめいたのが
「弟の溢れ出るアイディアの」「終わり(an end)」が、will there ever be(あるのだろうか…、くるのだろうか…)
⇒ 弟の次から次に湧いて出るアイディアに、終わりはあるのだろうか…
※過去・未来の弟のひらめき具合を含めて全体なのか、あるいはこの件に関してだけの「アイディアの溢れ」を言っているのかはわからない